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2024.09.11

岐阜県で自然素材住宅を建てたい!メリット・デメリットについて解説

「自然素材住宅を建てるメリットはある?」
「具体的に自然素材住宅ではどのような素材を使用するの?」

という疑問をお持ちではありませんか?

本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を

・自然素材住宅を建てるメリットとデメリット
・自然素材住宅に使われる素材
・自然素材住宅が向いている人の特徴
・岐阜県における自然素材住宅の施工事例

の順番に解説していきます。

岐阜県での家づくりを検討中の方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

自然素材住宅とは

参考:自然素材の家│岐阜・高山の注文住宅ならRobin(ロビン)ハウス

自然素材住宅とは、「化学物質が含まれない自然由来の素材をなるべく取り入れた住宅」を意味します。

具体的には、木材や漆喰、無垢材、天然リノリウムなどの素材を使った住宅のことです。

自然素材住宅を選ぶメリットは数多くあり、近年注目を集めています。

例えば、アレルギー物質をはじめとした有害な化学物質を排除できるため、住む人の健康を守ることが可能です。

加えて、自然素材は湿度調整や断熱性に優れており、快適性という観点からも高く評価されています。

自然素材住宅を建てるメリット

自然素材住宅を建てることでどのようなメリットを得られるのでしょうか?

以下で、自然素材住宅の魅力を確認していきましょう。

健康的な暮らしができる

自然素材住宅を建てるメリットとして、健康的な暮らしを実現しやすい点が挙げられるでしょう。

化学物質を使った住宅では、アレルギーの原因となる化学物質を吸収するリスクが高まり、アトピーやアレルギーを引き起こす可能性があります。

汚染された空気や化学物質による体調不良は「シックハウス症候群」と呼ばれており、厚生労働省によって注意喚起が行われています。

アレルギーがない場合でも、「ホルムアルデヒド」などの化学物質を継続的に吸収すると、アレルギー疾患を発症するリスクが高まります。

機能性が優れている

自然素材住宅は機能性に優れている点でも注目されています。

具体的には、調湿性や蓄熱性、消臭性、耐火性などの機能です。

例えば、鉄やコンクリートと比較すると無垢材の方が冬場でも冷たく感じにくいと言われています。

珪藻土の塗り壁は空洞があるため、調湿効果が高い素材です。

冬場の結露も発生しにくいなど、さまざまなメリットを得られます。

経年変化を楽しめる

自然素材住宅を選ぶメリットとして、経年変化を楽しめる点が考えられるでしょう。

経年変化とは、時間の経過に伴って品質や性能などが変化していくことです。

例えば、無垢材は日々の生活で摩耗されることで、光沢が出ることがあります。

また、自然素材だと小さな傷やシミも目立ちにくく、味わいとして楽しむことが可能です。

新築の状態を無理してキープしようとせずに、変化を楽しむつもりで自然素材と付き合っていくことをおすすめします。

環境に優しい

環境に優しい点も、自然素材住宅を建てるメリットと言えるでしょう。

先述の通り、自然素材住宅は、機能性(例えば調湿性や蓄熱性)に優れており、エアコンや加湿器、除湿器などの使用を最小限に抑えることができます。

また、自然素材は土に還るため、廃棄する際も環境に負担がかかりません。

さらに、工業製品と比較して、自然素材はより少ないエネルギーで製品化することができます。

このように自然素材住宅には多くのメリットがあり、多くの人からの注目を集めています。

自然素材住宅を建てるデメリット

それでは、自然素材住宅にはデメリットはあるのでしょうか?

以下で、デメリットについて詳しく解説します。

価格が高い

自然素材住宅を選ぶデメリットとして、価格が高い点が挙げられるでしょう。

自然素材は量に限りがあります。

そのため、遠くから輸入したり、長い時間をかけて育てたりする必要があり、費用が高くなりやすいのです。

しかし、費用が高い分、省エネ性能に優れた住まいを実現できるため、光熱費を抑えることができます。

定期的なメンテナンスが必要になる

定期的なメンテナンスが必要になる点も、自然素材住宅のデメリットと言えるでしょう。

工業製品とは異なり、自然素材はよりこまめにメンテナンスを行わなくてはいけません。

例えば、ウッドデッキに無垢材を使用している場合、カビや腐朽菌を防ぐために定期的な塗装が必要になります。

ただ、工業製品の場合でもメンテナンスは求められるため、自然素材向けのメンテナンス方法を理解して継続していくことが重要と言えるでしょう。

品質にムラがある

品質にムラがある点も、自然素材住宅で懸念されるポイントでしょう。

工業製品は一定の品質が保障されています。

しかし、自然素材は一つひとつに個性があり、品質にムラが見られます。

ただ、中にはその品質ムラを自然素材の味わいと捉える人も少なくありません。

技術力のある職人の目利きによって、適材適所で自然素材を使用していけば、こだわりの詰まった住まいを実現できるでしょう。

そのため、自然素材住宅を検討している方は、技術力の高い工務店やハウスメーカーを見極めることが重要です。

カラーバリエーションが少ない

カラーバリエーションを楽しみたい方には、自然素材住宅をおすすめできません。

一般的に自然素材住宅では、素材の風合いや特徴を最大限に活かしたデザインが採用されることが多いです。

派手なカラーをはじめ、動物や花柄などのデザインは多くありません。

淡い色合いのものやシンプルなデザインが中心になります。

空間にアクセントを取り入れたい方は、異なる素材を使用したり、プラスチックやビニールなどを取り入れたりする必要があります。

デザインに関しては、業者としっかりと相談して理想のイメージに近づけることが大切です。

自然素材住宅に使われる素材

ここでは、自然素材住宅によく使われる素材を紹介します。

漆喰(しっくい)

漆喰(しっくい)とは、主原料として消石灰(水酸化カルシウム)を用いた壁材のことです。

消石灰は、焼いた石灰石に糊やスサ、水などを加えて作り出されます。

ちなみに、石灰石とはサンゴ礁が長い年月をかけて堆積してできたものです。

調湿性が高いため、夏場や梅雨時に発生する湿気を抑えてくれます。

また、漆喰の耐久年数は約100年にも及ぶと言われており、耐久性が高い点が特長です。

耐火性にも優れており、万が一の場合も燃え広がる可能性が低く、有害なガスを排出しません。

珪藻土(けいそうど)

珪藻土(けいそうど)とは、珪藻(植物プランクトン)を主原料とした土のことです。

珪藻の殻(珪藻殻)が海や湖の底に沈殿し、珪藻土に変化することで素材として使えるようになります。

珪藻土は耐火性に優れている点が大きな特長です。

そのため、コンロや耐火レンガの素材として使われてきました。

現在は塗り壁材や床材、屋根材などとして使われることが多いようです。

珪藻には細孔(小さな穴)があるため、水や空気を吸収・放出する力を持ちます。

従って、調湿性や断熱性、吸着性などに優れていると言われています。

無垢材

無垢材(むくざい)とは、一本の木から切り出した無加工な状態の木材のことです。

合板や集成材のように加工されておらず、混ざり気のない質感や自然な風合いを感じられるため、高い人気を誇ります。

無垢材は仕上げ材や構造材のほか、フローリングに用いられることが多いです。

パインやスギ、ヒノキ、チェスナット(クリ)、オークなどの木は無垢材としてよく利用されます。

木の種類によって特徴が異なるので、どの木を選ぶかも重要なポイントとなるでしょう。

天然リノリウム

天然リノリウムとは、亜麻仁油や木粉などの植物性素材を主原料とした素材のことです。

1863年にイギリスで発明されたと言われています。

天然リノリウムに含まれる主な素材は以下の通りです。

・アマニ油
・石灰岩
・松やに
・木の粉
・コルク粉
・天然色素

天然リノリウムは柔らかい質感を持ち、自然素材ならではの温かみを感じられるため、高い人気を集めます。

抗菌作用が高いため、学校や病院など公共施設にも使われることが多いです。

セルロースファイバー

セルロースファイバーとは、リサイクル新聞紙や古紙などの木質繊維から作られたセルロース断熱材です。

1950年代にアメリカで開発されたセルロースファイバーは、同時期に日本にも輸入され、断熱性能の高さから広く用いられるようになりました。

自然素材を原料としているのでエコフレンドリーなだけでなく、調湿、防火性能、防音、防虫・防カビなどの機能性に優れています。

Robinはエコ素材のセルロースファイバーを積極的に使用しており、こだわりの断熱を実現しています。

性能機能紹介:セルロースファイバー

自然素材住宅に向いている人の特徴

それでは、自然素材住宅はどのような人に向いているのでしょうか?

木のぬくもりや香りが好きな人

木のぬくもりや香りが好きな人は、自然素材住宅がおすすめです。

自然素材住宅には自然由来の材料が使われており、木の持つ温かさや自然の香りを楽しむことができます。

例えば、自然に囲まれている場所でリラックスするのが好きな人や、森林浴を定期的にする人などは自然素材住宅に住むことでQOLを向上させられるかもしれません。

仕事などで忙しい日々を送っている人も、自然を感じられる家でゆっくりと休憩できるでしょう。

色ムラや傷を味わいだと感じれる人

自然素材住宅が向いている人の特徴として、色ムラや傷を味わいと捉えられる点が挙げられるでしょう。

工業製品とは異なり、自然素材は品質にバラつきがあります。

中には、色ムラや傷が目立つものもあり、気になってしまう人も少なくありません。

さらに、経年劣化によって傷ができたり、色ムラがより目立つようになったりすることもあります。

そのような変化を味わいとして捉えるか、デメリットとして捉えるかは人によって変わってくるので、自分がどう感じるかが重要な判断基準となります。

環境による健康面が気になる人

環境による健康面が気になるという点も、自然素材住宅が向いている人の特徴のひとつでしょう。

一般的な家には化学物質が使われており、シックハウス症候群や化学過敏症候群の原因と言われています。

毎日生活している中で、知らず知らずのうちに体調が悪化してしまうケースもあります。

アレルギーやアトピー体質の方や、住環境によるリスクを軽減させたい方、化学物質の少ない環境で子育てしたい方などは、自然素材住宅を検討してみましょう。

岐阜県での自然素材住宅の成功事例

ここでは、岐阜県における自然素材住宅の成功事例を紹介します。

自然素材にとことんこだわった体に優しい家|岐阜県

最初に紹介する事例は、岐阜県に位置する注文住宅の施工事例です。

家族全員がアレルギー体質であることから、健康面で安心できる素材を使った家づくりを検討していたと言います。

とことん自然素材にこだわり、フローリングには無垢のホワイトオーク、壁には天然漆喰のカルクウォールを使用しました。

デザインにもこだわり、LDKの吹き抜けを設けることで解放感溢れる空間を実現しています。

各所に使用したモザイクタイル、棚と机を造作した書斎コーナーなど、細かい部分にもたくさんのこだわりが詰まっています。

参考:S.101 自然素材にとことんこだわった体に優しい家 岐阜県

見晴らしのよい自然素材の家|岐阜県高山市

続いて紹介する事例は、岐阜県高山市に位置する注文住宅の施工事例です。

自然に囲まれた立地環境に合わせて、住宅内も自然を感じられる空間を目指しました。

外観にはクリーム色の塗り壁を採用し、玄関ポーチのオレンジ色のタイルが際立つデザインとなっています。

あえて廊下を設けない間取りにすることで、空間にゆとりをもたらしました。

LDKには無垢の木をふんだんに取り入れ、自然光が柔らかく反射する色合いの壁がポイントです。

御影石カウンターの輸入キッチンを設置するなど、こだわりを感じられる住宅に仕上がっています。

 

参考:S.004 見晴らしのよい自然素材の家 岐阜県高山市

まとめ

今回の記事では、岐阜県における自然素材住宅を検討している方に向けて、自然素材住宅のメリット・デメリットや向いている人の特徴、施工事例を解説しました。

自然素材住宅は自然本来の温もりを感じられるだけでなく、化学物質による健康面でのリスクを低減させることができます。

岐阜県を中心にリノベーションやリフォームを手掛けるRobin(ロビン)は、自然素材をふんだんに取り入れた家づくりを提案しています。

他にも、自然素材を程よく取り入れつつも、良質な性能とデザインを両立させた「RobinHouse(ロビンハウス)」も人気があるので、興味のある方はぜひ問い合わせてみてください。

>>RobinHouse(ロビンハウス)