実例紹介 Case study

介護・ペット　お母さんがラクできる家｜岐阜県高山市

Story

共働きでご家族それぞれ生活リズムが違うお施主様。ご要望はこれまで住まわれていた家ではできていなかった快適な暮らしでした。
具体的には、介護が必要な祖母の居住性の向上と介護負担の軽減、ペットの世話の軽減と居住性の向上、ご家族それぞれのプライバシーの確保です。
また「好きなものにも囲まれて暮したい」というご要望もありましたので、全体のまとまりを意識して内装のコーディネートを行いました。
内装は独立したプランにて、小屋根を設けて家の中に家があるようなイメージで造りました。

昼夜来訪されるヘルパーさんは玄関から直接お母様の寝室へ。娘さんの部屋とリビングは施錠ができ、家族のプライバシーも守られます。桜のステンドグラスは可動でき、玄関の様子が分かるようになっています。玄関とホールの段差は車いすで介助できることと、靴の脱着や砂埃に配慮して50ｍｍに抑えました。
隣地は山林で人目が気にならないため大開口を設けました。四季の移ろいが感じられます。「将来ドッグランにしたり、孫が遊んでいる様子を眺めるのが楽しみ」とK様。夫婦寝室は畳ベッドを設置予定。ふとんは畳ベッドに格納できるためすっきり過ごせます。上部の猫道を猫が歩く様子を垣間見ることもでき、幸福の時間が過ごせます。
トイレはお母様の寝室に隣接しリビングからも使える位置に配置。2カ所の出入口は2枚片引き戸を採用し、介助しやすいよう開口寸法を確保しました。
シンクを兼ね備えたペット専用の食事やトリミングルームを確保しました。ペットの歩行と掃除のしやすさに配慮し、床の仕上げは店舗用クッションフロアで統一しました。
「キッチンで過ごす時間が一番長い」と奥様。奥様好みで選定したディープレッドに合わせて内装をコーディネートしました。独立キッチンですが、出入口は透明ガラスでリビングやダイニングの様子が分かります。
猫専用室。外壁の出入口を通じて自由に行き来できます。直接出てくる水を飲むのが好きな猫が飲みやすいように蛇口を検討しました。クロスは猫の模様を選びました。